日本小児歯科学会第44回北日本地方会大会・総会のHP
大会長挨拶
第44回日本小児歯科学会 北日本地方会大会
大会長 工藤理子
この度、日本小児歯科学会北日本地方会大会および総会を山形県山形市において開催する運びとなりました。山形県では平成29年以来の開催になります。歴史ある大会を山形で開催させていただきますことを、大変光栄に思っております。
山形には歯科大学や歯学部のある大学が無く、小児歯科専門医も少ないため、ほとんどの小児歯科診療を一般開業医が担っています。そこで、小児歯科に関することを気軽に相談し合える場を作ろうと、前回山形大会大会長の加藤市左エ門先生をはじめとした地元の小児歯科学会会員が発起人となり「山形こどもの口腔育成勉強会」を平成28年に立ち上げて活動しています。今回の大会開催は会のメンバーの助けなしにはできませんでした。
本大会のテーマは「守り育てようこどもたちの健やかな未来」です
近年、生涯の健康維持のためには小児期における正しい口腔機能獲得が非常に重要であることが明らかにされてきており、小児歯科はう蝕や歯周疾患の予防・治療のみならず、口腔機能の発達支援が求められています。さらに、医療的ケア児や障がい児への支援等、小児歯科医がなすべき領域が多岐にわたって拡大している状況です。しかし、様々な情報や気軽に取り入れられることを謳ったセミナーやツールが玉石混淆で氾濫しており、行き先も風向きも定まらない海に、ひとり浮かぶ小舟のような心地がすることはないでしょうか。そんな中でこの大会を正しい情報を選択する眼を養い、こどもたちの心身の健康と成長を社会全体で支える助けとなる場としたいと思っております
今回の大会では、教育講演として補綴科出身でありながら、ファミリーデンティスとして数多く小児の咬合誘導をされている新潟県で関崎歯科医院をご開業の関崎和夫先生と、北海道大学大学院歯学研究院口腔機能学分野小児・障害者歯科学教室を今年退官された小児歯科・障がい者歯科分野のエキスパートである八若保孝先生に「一生涯の健康を守り育てるための口腔育成に関して、小児歯科医として理解しておきたい知識のアップデートなどをお話しして欲しい」と同じ主題でご講演をお願いしました。特別講演では山形県でさいとう歯科医院をご開業の齋藤裕太先生に「スポーツ活動に励む児童・生徒の口腔外傷予防について ~マウスガードの必要性と可能性について~」と題してご講演いただきます。
また、大会前日には専門医セミナーも予定しております。
この大会が皆様にとって実りあるものとなりますことを願っております。
最後に本大会の開催にあたりまして、ご後援・ご尽力を賜りました山形市、山形県歯科医師会をはじめとする関係機関・団体ならびに関係者の皆様に心より感謝申し上げます。