日本小児歯科学会第44回中四国地方会大会・総会のHP
大会長挨拶
第44回日本小児歯科学会中四国地方会大会および総会大会長
徳島大学大学院医歯薬学研究部小児歯科学分野
教授 岩﨑 智憲
日本小児歯科学会会員の皆様、中四国地方会会員の皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
この度、第44回日本小児歯科学会中四国地方会大会および総会を、令和7年11月16日(日)に徳島大学 大塚講堂にて開催いたします。準備委員長は同分野の赤澤友基先生が努めます。皆様どうぞ宜しくお願い致します。
近年、医療事故のニュースが頻繁に散見されるようになり、私たち小児歯科医は医療弱者の子どもたちに安全な歯科医療を実践することが求められています。そこで、本大会準備委員会では学術大会のテーマを『安全な小児歯科治療の実践を目指して』とし、特別講演、教育講演、シンポジウムを本テーマに関するものとした1点集中の大会とし、地方会ならではの特徴的なプログラムを組ませて頂きました。
今回の特別講演では徳島大学病院病院長補佐(リスクマネジメント・医療の質担当) 安全管理部部長 池本哲也教授より、『全ての医療従事者が知っておくべき医療安全管理 ー徳島大学病院の取り組みー 』と題しまして、大学病院の医師の立場から小児の診療を行う際の基本的なリスク管理についてご講演いただきます。また、教育講演では日本で最初に日帰り全身麻酔や笑気を導入した福岡市のおがた小児歯科医院院長の石倉行男先生より『子どもたちへの安全な歯科診療の提供のために~スペシャルニーズ患者を中心として~(仮)』として、小児歯科専門の先生方が日々対面しているスペシャルニーズ患者に対する安全な診療について、開業歯科医院の立場からご講演いただきます。さらに、本テーマに関して徳島大学北村尚正先生、岡山大学白井 肇先生、そして広島大学中岡美由紀先生をお招きし、中四国の3大学からの共同シンポジウムを企画しております。
一方、特別企画としてアジア小児歯科学会 現理事長のSamsung Medical Center, School of Medicine Sungkyunkwan University の Park Kitae 教授から国際講演『Hidden Problems Behind a Good Profile – Indications for Early Orthodontic Treatment』も予定しております。
その他一般ポスター発表、ランチョンセミナー等も企画しており、本大会がこれからの安全な小児歯科医療の実践に繋がる有意義な大会となるようスタッフ一同、運営して参ります。
最後になりましたが、本大会の開催にあたりご支援を賜りました日本小児歯科学会の皆様をはじめ、関係各位に心より御礼申し上げます。
徳島で皆様にお会いできますことを医局員一同、心より楽しみにしております。