日本小児歯科学会第44回中部地方会大会・総会のHP
大会長挨拶
会員の皆様におかれましては,ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
この度、一般社団法人日本小児歯科学会中部地方会の第44回大会の大会長を拝命し、愛知学院大学歯学部小児歯科学講座が担当させていただくこととなりました。
会期は2025年(令和7年)11月9日で、会場は愛知学院大学歯学部末盛キャンパス臨床教育研究棟で開催いたします。本会場は名古屋市営地下鉄覚王山駅徒歩3分に位置しております。今回の学術大会を少しでも実り多いものにするため、医局員一同、現在鋭意準備を進めているところであります。
小児歯科学あるいは小児歯科医療の中身も変遷を遂げてきています。「ひとを対象として口腔から全身を、全身から口腔を」総合的に診ることが求められています。
小児医療の進歩に伴い多くの命が助かるようになり、人工呼吸器や胃ろう等を使用し、たんの吸引等の医療的ケアが日常的に必要な子どもたち(医療的ケア児)は20,000 人を超え、この15年で2倍に増加しています。 愛知県では令和3年9月の医療的ケア児支援法の施行に伴い、医療的ケア児支援センターが7施設に増設されました。さらに令和5年4月のこども家庭庁発足に伴い、医療的ケア児やその家族への支援は、医療、福祉、保健、子育て支援、教育等の多職種連携が必要不可欠であることが広く周知されつつあります。
そこで今回の大会テーマを「医療的ケア児に小児歯科の果たす役割」とさせていただき、小児歯科医師,一般歯科医師,歯科衛生士はもちろんですが、子どもに関わる全ての職種の方々にも是非参加して、医療的ケア児に明るい未来をもたらすためにどのように関わっていくかをともに学び意見を交換できる場にしたいと考えています。
つきましては、参加される皆様にできるだけ満足していただける大会にするよう準備を進めております。会員の皆様には多数ご参加いただけます様よろしくお願い申し上げます。また、公開講座には一般の方々が多数ご参加されることを期待しております。
公益社団法人 日本小児歯科学会第44回中部地方会大会・総会大会長
大会長 名和弘幸