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子どもたちの矯正治療に関するQ&A

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  • おなかの赤ちゃん
  • 産まれてから2才頃まで
  • 3歳ごろから就学前まで小学生低学年
  • 小学生高学年
  • 中学生高校生

子どもたちの歯並び・かみ合わせの治療に関するQ&A

保育園幼稚園の頃

むし歯の治療

Q1
銀歯をいれました。体に悪い影響はないですか?


A
ほとんどありません。ただし、ごく稀に金属アレルギーがおこることがありますので、何か症状がでるようでしたらかかりつけ歯科医に相談して下さい。最近のプラスチック製の歯と同じ色の材料は強度も改善され、むし歯の部分だけ削り、審美性だけでなく接着力もよいので、とくに小児では多く使われるようになりました。
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Q2
乳歯の神経をとって、永久歯に影響はありませんか?
A
乳歯と永久歯は、神経を含めて別の歯です。乳歯の神経をとっても永久歯の神経には影響はありません。しかし、乳歯、永久歯にかかわらず神経をとるのはできるだけさけたいものです。
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Q3
乳歯に銀歯をかぶせて、永久歯への生えかわりは大丈夫ですか?
A
銀歯は、ただ上にかぶせているだけで、乳歯が生えかわる時に一緒に取れますので心配はいりません。 ただし、大きなむし歯で神経を抜いてかぶせた場合、乳歯がうまく吸収されず、乳歯が抜ける前に、永久歯が横から生えてくることがあります。この場合は乳歯を抜いてもらいましょう。
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Q4
むし歯で歯を抜きました。入れ歯が入っています。大人の歯は、ちゃんと生えてきますか?

A
子どもの入れ歯を入れても、子どもの口の中は成長により変化しています。定期的にみてもらって入れ歯の調整やむし歯予防のため、小児歯科専門医またはかかりつけの歯科医にしっかり管理をしてもらうことが必要です。一般的には義歯の下から永久歯はきちんとはえてきます。
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Q5
むし歯になりましたが、銀歯をいれたくありません。なにか他のもので治療してもらいたいのですが。

A
レジンといって、歯と同じような色のプラスチックのつめものがあります。しかし、それぞれ適応症があり、あまり大きな穴の所に白いつめものをすると、かむ力によっては、かけたりすることもあります。レジンで対応出来ない大きなむし歯や神経処置後には乳歯冠という既成の冠がどうしても必要になることもあります。かかりつけの歯医者さんにそのことを相談してみましょう。
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Q6
歯が溶けていて、むし歯ではないのに治療が必要だと言われました。どうしてですか?

A
酸蝕症です。このお子さんは一日にみかんを4〜5個食べていました。さらに飲み物は炭酸飲料でした。リンゴもそうですが、酸味のある果物などを頻繁に大量に摂取し、そこに歯ぎしりがくわわると歯は削れていきます。削れた歯の真ん中にピンクの点が見えますが、これが神経です。しみて痛みが出ていると、むし歯ではなくても神経の治療が必要になります。酸性食品の摂りかたに注意することとその後は水でよくうがいをして口の中の酸性状態を改善しておきましょう。
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歯ならび・癖

Q1
指しゃぶりをします。どうすればよいですか?
A
専門領域による意見が異なるため、小児科と小児歯科の保険検討委員会より指しゃぶりに対する統一見解が出ています。小児歯科学会のホームページ→メインコンテンツ→学会からの提言→小児科と小児歯科の保険検討委員会を参考にしてください。各ステージごとに考え方と対応が示されています。

全体として指しゃぶりについては3歳頃までは、特に禁止する必要がないものであることを保護者に話すようにすることが大切です。それと同時に保護者は子どもの生活のリズムを整え、外遊びや運動をさせてエネルギーを十分に発散させたり、手や口を使う機会を増やすようにします。スキンシップを図るために、例えば寝つくまでの間、子どもの手を握ったり、絵本を読んであげたりして、子どもを安心させるようにします。4歳以降も頻繁な指しゃぶりが続く場合は小児科医、小児歯科医および臨床心理士の連携による積極的対応が必要です。

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Q2
うちの子は3歳です。歯がすきっ歯です。治りませんか?

A
普通、この年代では歯と歯の間にすき間がある(発育空隙という)ことが正常です。乳歯より大きい永久歯が生えてくることを考えると、すき間のあるほうが都合がいいのです。このすき間は、永久歯が生えかわる時、利用され閉鎖していきます。ときどきあごに対して歯のサイズが小さいためにすき間が生じることもあります。その際は永久歯列になってからの処置によって治すことができます。
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Q9
かみ合わせが反対です。いつから歯医者にかかったらいいですか?

A
反対のかみ合わせは永久歯交換期に自然に治ることもありますが、遺伝的要因があると自然には治りにくいです。あごの大きさの問題なのか、歯の傾きが原因なのか4〜5歳ごろになると精密な検査ができ、治療することも可能です。それ以前でも定期的に小児歯科専門医を受診し、診査してもらうことが大切です。
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Q4
顎が曲がっている、交叉咬合と言われました。どうしたらいいでしょうか?

A
片方のかみ合わせだけ、反対になっています。これにより、顎の発達が左右均等にいかなくなることもあり、早めの治療をおすすめしています。ただ幼少期は、うつぶせで寝る、いつも同じ方向を向いて寝て顎を枕に押し付けているなどの癖で起こる場合もあり、それを改善することで治る場合もあります。小児歯科の専門医を受診してください。
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Q5
子どもが寝ている間によく歯ぎしりをするのですが、大丈夫でしょうか?
A
子どもの歯ぎしりのほとんどは一時的なもので、子どもの気持ちが満たされないストレスとしておきていることがあります。また、かみ合せの調整としてみられる歯ぎしりもあります。年齢とともになくなっていくことが多いです。そのまま様子をみてもいてよいと思いますが、歯並びに問題があったり、歯が過度にすり減ったり、あごを痛がったりするようであれば、小児歯科専門医に相談してください。
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外傷

Q1
よく顔から転び、歯ぐきから血が出ることがあります。歯は大丈夫でしょうか?


A
歯がぐらついたり、曲がった位置に移動してしまった時には、もとの位置にもどして、しばらく固定する必要があります。そのような症状が無くても、歯の色が黒くなってきた時は、いわゆる歯の神経が死んでしまっていることが多いので、すぐに小児歯科専門医またはかかりつけ歯科医を受診して下さい。
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Q2
歯をぶつけて抜きました。おとなの歯が心配です。何か気をつけることはありますか?

A
受傷した年齢や程度にもよりますが、永久歯の位置や歯に形成の悪い部分ができることもありますので、永久歯の生える頃まで定期的にかかりつけ歯科医でみてもらって下さい。また、失った部分を補う処置(乳歯義歯や保隙装置)もあります。
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Q3
転んで前歯の先がかけてしまいました。痛みはないようですが、放っておいて大丈夫でしょうか?

A
痛みがなくても、折れたところから感染を起こすことも考えられます。また折れた先が鋭利になっていて唇を傷つけることもあります。なるべく受傷してから時間を置かないように、小児歯科を受診してください。
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Q4
一本だけ歯の色が変わってきました。どうしたらいいでしょうか?

A
お母さんの気がつかないうちに、強くぶつけたことがあったのかもしれません。 強い衝撃で、歯の神経が死んでしまい、歯の色が変わってきてしまったようです。小児歯科専門医で相談することをおすすめします。
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歯みがき・むし歯予防

Q1
歯ブラシはどのくらいで交換したらよいですか?

A
歯ブラシの毛がひらいて、後ろから見て毛先がはみだしてきた時です。歯ブラシは毛が一番重要です。毛先が拡がった歯ブラシを使うと、汚れがしっかり落ちなかったり、歯肉を痛めたりすることもあります。1か月に1本ぐらいを目安に交換すると良いでしょう。小さいお子さんの場合は、仕上げ磨き専用の歯ブラシを別に用意しておくといいでしょう。
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Q2
歯磨剤は、いつから使ったら良いですか?

A
歯磨剤によるむし歯予防効果は、歯磨剤に含まれるフッ化物によるものです。お子さんが嫌がらなければ、歯が生え始めたら使用して良いでしょう。ただし使う量には注意が必要です。生え始めから2歳頃までは、切った爪程度の少量、3歳〜5歳では5mm以下(写真)です。
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Q3
子どもに大人の歯磨剤を使わせてもいいですか?
A
子どもが嫌がらず、歯みがきをするのであればかまいません。もちろん、うがいができることが条件です。ただ、最初に与えるのは、子どもが使いやすいように工夫され、またむし歯予防のためのフッ化物が入っている子ども用歯磨剤を使用させましょう。磨いた後、うがいは1回だけにして、1〜2時間は食べ物や飲み物を口にしないようにしましょう。
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Q4
フッ化物入り歯みがき剤はどうのように使えばよいですか?
A
歯みがき剤に含まれるフッ化物は歯を強くして、むし歯を予防します。時々使うのではなく、継続して使用することがむし歯予防効果を高めます。現在市販されている歯みがき剤の約90%にフッ化物が配合されていますが、選ぶときには成分表示を確認しましょう。
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Q5
フッ化物で歯が黒くなると聞いたのですが本当ですか?
A
フッ化物で歯が黒くなることはありません。子どものむし歯の進行を抑制するためにサホライド(フッ化ジアンミン銀)という薬剤を歯に塗布する方法があります。低年齢や歯医者嫌いで、むし歯の治療が困難な場合に行われます。サホライドに含まれる硝酸銀がむし歯になった部分や歯の表面の微小な凹凸部に作用してタンパクと結合するために黒くなります。
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Q6
デンタルフロス(糸ようじ)を使うと「すきっ歯」になるというのは本当ですか?
A
デンタルフロス(糸ようじ)で隙間が開くことはないので心配いりません。むしろ、歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れを落とすことが難しいので、積極的に使うことをお勧めします。
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食べ物・食べ方

Q1
歯を丈夫にする食べ物はありますか?

A
歯は体の一部です。まずはバランスのとれた栄養をとることが大切です。特に歯を丈夫にするには、歯が顎の骨の中で作られる時期の栄養に気をつけましょう。乳歯の芽(歯胚)ができはじめる妊娠中から、最後に生えてくる永久歯(第二大臼歯)ができる中学生の頃までの時期が大切です。歯の栄養には、カルシウムだけでなく、タンパク質、リン、ビタミンA・C・Dの栄養素を含む食品をバランス良くとることが大切です。カルシウム(ひじき、チーズ、しらすぼし)とリン(米、牛肉、豚肉、卵)は、歯の石灰化のための材料に、タンパク質(あじ、卵、牛乳、豆腐)は歯の基礎となり、ビタミンA(豚、レバー、ほうれん草、にんじん)は、歯のエナメル質の土台となり、ビタミンC(ほうれん草、みかん、さつまいも)は象牙質の土台となり、ビタミンD(バター、卵黄、牛乳)はカルシウムの代謝や石灰化の調節役となります。
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Q2
甘いお菓子、ジュースが大好きです。上手な食べ方を教えてください。

A
食べてはいけないわけではありません。おやつの時間を決め、だらだら食べないことです。子どものおやつにはエネルギーの補給やこころの満足感を得るという意味もあります。甘いもの以外にも、いろいろな食べ物を加えてあげることも大切です。食べた後には、歯みがきをするようにしましょう。できなければ、お茶かお水を飲ませたりすることでも、むし歯を予防できます。
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Q3
キシリトールはむし歯にならないのですか?キシリトールの食べ方を教えてください。
A
キシリトールは、糖アルコールの一種で、むし歯の原因菌が存在しても歯を溶かす酸が作られず、さらにその菌が増えるのを阻止すると言われています。そのため、むし歯になりにくいとされています。現在、ガム、チョコレート、キャンディーなどの中に含まれて売られています。ただし、キシリトール100%でなく、砂糖を含めた他の甘味料が含まれている場合がありますので、その食品の成分表示を見て選択しましょう。また子どもの味覚形成の上では、甘党になり、薄味の食品や食べ物のもつ本来の食材の味が学習できなくなる可能性もありますので、利用に関しては小児歯科でご相談下さい。また食べ過ぎると下痢しやすくなるので十分注意しましょう。妊娠中のキシリトールガムの予防効果も参考にして下さい。
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Q4
野菜ジュースはむし歯になりませんか?
A
野菜ジュースは栄養を補給するといった意味では良いですが、糖質が含まれているものもあるので、飲み方によってはむし歯になる可能性があります。飲み過ぎやだらだら飲むことは避けましょう。野菜を食べることは、栄養をとるだけでなく季節を感じたり、食感を感じたりすることで、豊かな生活にも繋がることからも大切です。
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歯科検診

Q1
なぜ定期検診が必要なのですか?
A
定期健診はむし歯を早く見つけるだけが目的ではありません。小さいころから、ひとり一人にあった歯磨き方法や習慣を身につけたり、うまく生えかわりが進んでいるかあるいは歯並びやかみ合わせの成長をチェックしたり、成長にあった食べ方が身についているかを診てもらったりする、お子さんの成長を見守る大切な機会です。乳歯のむし歯はお母さんの気が付きにくいところででき始めていたり、子どもが痛みを訴えないことが多いなど、気が付いた時には進行していることも少なくありません。治療した後も、定期的に経過をみて永久歯の成長に影響がないかも観察していくことが大切です。
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Q2
保育園や幼稚園の歯科検診で何も指摘されなければ安心していいですか?
A
幼稚園や保育園の歯科検診は、集団でのスクリーニング検査です。多くの子どもを対象に、短時間に可能な方法で、お母さんや子どもが気付いていないむし歯や歯並びなどを識別することが目的です。治療が滞っているむし歯などの治療を促すことも目的です。実施回数も年に1回か2回です。急速に成長するお子さんの成長の観察や一人ひとりの子どもにあった歯磨き指導など健康づくりの面からも、適切な環境下での診査や確実な診断が可能な歯科医院での定期健診も併せて受けると良いでしょう。小児歯科専門の歯科医院であれば、子ども成長にあったより細やかな健診を受けられます。
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軟組織・全身疾患関連

Q1
アトピーで困っています。歯のお薬でアトピーに影響するものはないですか?
A
アトピーとは、アトピー性皮膚炎が正しい名称で、皮膚にかゆみのある湿疹が出たり治ったりを繰り返す疾患で、多くの人は遺伝的になりやすい素質(アトピー素因)を持っています。アレルギー疾患のひとつですので、いろいろな薬や材料が原因因子や悪化因子になる可能性があります。歯科で使用する薬(抗生物質、局所麻酔剤)や詰めたりかぶせたりする材料(レジン、金属)にもごくわずかですがその可能性があるので、そのような経験があったり、気になる症状が出るようだったりしたら、主治医に相談しましょう。
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Q2
口内炎がよくできます。何に気をつけたらよいですか?

A
口の中を清潔に保つこと、歯みがきやうがいを十分に行うことが大切です。洗口剤を利用して口の中の菌の数を減らすことも効果があるようです。また、普段の食事を好き嫌いなくバランスよく食べることが大事です。また、風邪をひいたり、疲れていたりしていると時や季節の変わり目にもできやすいので、上記のことを特に気をつけましょう。
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Q3
歯ぐきから血が出ます。どうしてでしょうか?

A
歯ぐきに炎症(歯肉炎)があると、歯磨きをしたときに出血します。最も多く見られる歯肉炎は、歯に歯垢がたまり、口の中が不潔になると歯ぐきに炎症がおきる不潔性歯肉炎です。歯のまわりの歯垢を取り除いて、口の中を常に清潔にしていると出血しない引き締まった歯肉になります。その他に、歯が生える時、歯にかぶさった歯ぐきが炎症をおこす萌出(ほうしゅつ)性歯肉炎もあります。この萌出性歯肉炎は、歯が生えてくると炎症は自然におさまりますが、生えてくる歯の周囲を清潔にすることが大切です。